えげれすの貧困対策

NHKワーキングプア第2弾を見逃しました。テレビは特撮とアニメしか見ない生活、ってのも偏ってんなあ。ちと反省。

で、えげれすではどんな貧困対策をしとるのでしょうか。

ガーディアン紙:Low wages undermine work route out of poverty 低賃金が貧困からの脱出の妨げ

貧困問題HP:貧困と社会的排除モニタリング報告書要旨

えげれすでは、子どものいる家庭に補助を出して格差の是正に努めたところ、子どもの貧困の解消には効果があったとか。でも:
In contrast, the proportion for working-age adults without dependent children has remained broadly unchanged. A third of all people in low income households are now working-age adults without dependent children (3.5 million people). 勤労年齢の成人層における貧困率は変わらなかった。貧困世帯の3分の1は子どものいない勤労年齢の成人である(350万人)。

Disabled adults are twice as likely to live in low income households as non-disabled adults, and the gap has grown over the last decade.障害を持つ成人はそうでないものに比べ2倍貧困であり、この差は過去10年拡大した。

The level of Income Support for both pensioners and families with two or more children has gone up much faster than average earnings in recent years, but that for working-age adults without children has fallen considerably behind. 年金生活者や2人以上の子どもを持つ家庭における補助は収入に比べ増加したが、子どものいない勤労年齢成人ではかなり後退した。

それからね、若年者の失業の問題とか十分な学業が達成できてない問題(これは本人の問題と言うより、社会で取り組むべき問題として論じられてる)もでてるけど、どこにもニートなんて言葉出てこないなあ。

ワタスは、貧しさの原因を当人の責任にしてやりすごそうとする、昨今のじじどもの主張にはまったく同感できないんで、教育バウチャーとやらを輸入するんならこーゆー姿勢も一緒に輸入してもらいたいと思いますです、ハイ。