みどりの日

そしてきのうは憲法記念日でしたね。最近「憲法改正」とか「自主憲法制定」とかを声高にいう人々が増えたようですが、あれって何なんでしょう。ワタスの感覚ですと、憲法を変えるってことは現在の政治体制をひっくり返すということで、つまりは革命を起こすとかそーゆーことに匹敵するすげーことなんですが、最近巷で見聞きする奴はずいぶんとカジュアルですな。最近憲法を変えた国っていえば、首相を放り出したタイとか、王制をやめちゃったネパールとか、どっちにしてもなかなかけわしい道を歩んでるようにお見受けいたしやす。それにくらべて日本で「憲法を変えたい」と言ってる人々は、基本的に今の体制をなんとなーく維持したまんまでいたいという気持ちが透けて見えて、うさんくさいんだよね。
まあ、護憲っていってる方も、インパクトがないっていう感じするね。「護る護る」ってあーた、近頃ありがちなJ-POPじゃないんだからさ。護るっていってれば、なんかやってる気になってるんじゃ困るっていうか。
不景気だ、インフルエンザだ、って今一番必要なのは「安心して暮らせる」ということだと思うんだよね。今の政権下では安心して暮らせないから、暮らしが成り立つような政権を目指す、そーゆー憲法を制定するんだ、ていうんなら支持も集まる気がするけど。「誇りを取り戻す」とかじゃ、おなかいっぱいにならないし。埃がたまるだけじゃないの?
うちの子はいまどきの若者だけどさ、自分の頭の上やよその国の人の頭の上に爆弾落ちてくるような政治は嫌だし、いつも腹ぺこでおいしーものが食べられない政治は嫌だし、好きなアニメが見られない政治は嫌だと言いますよ。みんな大体そんな感じじゃないかな。