夫婦別姓問題、離婚問題など
先日の記事:2010-07-24 - おこじょの日記に関連して、新たに知ったことがいろいろと出てきたので、ちょっと整理。
トラバいただいたたんぽぽさんの記事:同姓強制の傷跡: たんぽぽのなみだ〜運営日誌のコメ欄で話題になった、離婚後の「婚氏続称」についてちょっと調べてみたよ。これは、離婚後3か月以内に届け出をすれば、旧姓にもどさずに結婚していた時の姓を引き続き名乗れるというもの。1976年の民法改正によるのだそうで、経緯を知りたいなと思ってたら、kirikoさんからご紹介いただいたので、ここにもあげておこう。http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/metadb/up/kiyo/AN0021395X/HLJ_33-2_316.pdf
旧姓に戻すことで、かえって不利益をこうむる(結婚後の姓で仕事をしていた人など)場合もあるという女性たちの活動が改正につながったそうです。
それから、東北大学の水野紀子氏が書かれたもの:夫婦の氏
1993年に書かれたというけど、全然古さを感じさせない。むしろ、ここですでに挙がっている論点に付け加えるものはないみたい。とすると、選択的夫婦別姓への反対論の根底にはやはり「つれあいに見捨てられるかもしれない不安」があるのかな、と思いますた。昨今の虐待死事件での、離婚したシングルマザーへの非難の強さを見るに、男性(イエ)を見捨てた女性への処罰感情は、かなり強いのかも。