ホントなら、MSってやばくね?

マイクロソフト社が、昇進できなかった女性幹部に口止め料を1万ポンド払っていたという。Microsoft paid out 'more than £1 million' to female executive - Telegraph

Natalie Ayres worked at the computer software company for 15 years, rising through its ranks to become the general manager of its “Small-Medium Enterprises and Partners Group”.
The married mother was seen as an outstanding candidate and was widely tipped to succeed Alistair Baker as managing director of Microsoft UK when the position became vacant in the summer of 2006.
However, the role was handed to Gordon Frazer, a general manager at Microsoft South Africa, allegedly before Mrs Ayres had even completed the interview process. When she left at the end of that year, it was under a “compromise agreement”, which sources at the company said ran into seven figures.

ナタリー・エアーズ氏はこのソフトウェア会社で15年勤続し、「中小企業向けグループ」社長にまで昇進した。彼女は2006年に空席となった英国マイクロソフト社長として、アリステア・ベイカー氏の後任の有力候補とされていた。しかし伝え聞くところによると、この地位はエアーズ氏の面談が終わらないうちに、南アフリカマイクロソフト社長のゴードン・フレイザー氏に渡った。その年の終わりに彼女が辞めた時、これは「妥協的合意」に基づいており、7ケタの金額だったという。
感じ悪っ!!
それだけないぞ。

Earlier this month, The Daily Telegraph revealed details of repeated sexual harassment by married senior managers towards their female colleagues, which were laid bare in a £10 million High Court battle between the company and one of its former employees.
In one instance, Emma Cloney, Microsoft’s “global alliance” manager, was forced to seek “protection” and flee a debauched staff party after two of her senior, married married colleagues made unwanted sexual advances.

今月初め、デイリー・テレグラフ紙が1千万ポンドの高裁訴訟となっている、既婚の幹部社員が女性の同僚に対して繰り返し行っていたというセクハラ裁判を詳細に報じた。たとえば、マイクロソフト社のグローバルアライアンス部長のエマ・クローニー氏は、二人の既婚者の上司に不本意に迫られ、乱痴気騒ぎになった部内パーティーから逃げ出して「保護」を求めなければならなかった。

社長候補や部長職を務めるような有能な人物が、「女性」であることを理由にこんな目にあっていたなんて。さぞや、はらわたが煮えくりかえっていることだろう・・・なんてことを書くと、お約束のように「金目当てで男性を陥れた性悪女」という人が出てくるから、ここで解説しておくぞ。大変残念であるけど、女性であるために不当な取り扱いを受けたとか、セクハラを受けたとかで告発をした人は、そのためにいくらお金をもらったとしても、それ以上に失ったものの方が大きい。たとえば自分の評判:「男社会に異議を申し立てた厄介者」という烙印。あるいは、「本当は自分から誘ったんじゃないの?」とか「隙があったんじゃないの?」という陰口。そして、たいていの場合は居づらくなって職場を去るはめになる。いったいどこの世界に、仕事を失い陰口をたたかれてまで(だって仕事つづけたほうがもっと儲かるはず)、金のために泥をかぶる人がいるだろう?
こーゆー事例を「金目当て」と断言する人は、ぜひぜひ同じような裁判を実践してみてほしいね。