こーでもしないと人権後進国のまんまだもんね
ども、歴史修正主義者の「表現の自由」を最大限擁護する国、日本が国連人権理事会の理事国に決まりましたよ。日本 国連人権理事会の理事国に NHKニュース
日本が理事国に選ばれたことについて児玉和夫国連次席大使は、NHKの取材に対して、「国連の仕事の中でも人権の擁護は近年ますます重要視されている。日本政府は、シリアなどの人権状況を巡って国際社会が困難な状況に直面するなか、事態の改善に向けてしっかりと努力していきたい」と述べました。
まずは足元からでしょ?フィナンシャル・タイムズ紙に駐英大使が尖閣問題でもめたのは中国が悪いみたいな意見を書いたんだけど、Subscribe to read | Financial Times、もう日本は過去を完璧清算してると言い張ってる上に、ワタス的には最後の辺のこの書き方がこっぱずかしかった:
日本は、中国が強制と挑発によって戦後の尖閣をめぐる国際関係を乱そうとする中国の試みに、毅然とした立場をとる。米国のヒラリー・クリントン国務長官によれば、日米安保条約の第5条の範囲内で、米国は尖閣防衛に責任を持つものである。中国は世界の相互依存関係の中で、重要な位置を占めている。自らの意見を通すより、国際社会で責任ある振る舞いが求められている。最近の尖閣をめぐる緊張は、中国が単独で作り上げ悪化させたものだ。偽装した軍艦や悪質な漁船を日本の領海に送り込むという挑発行為をやめれば、緊張は緩和される。私は国際社会が「中国よ落ち着け、いじめはやめろ」と声を上げることを期待する。
要するに、こっちには米国様だってついてるんだぞ、そっちが引き下がんなきゃだめなんだぞ、みんなもそう思ってるんだぞ、ってことじゃん。かっこわるいな。
これに対して、九州大のEdward Vickers先生からのレターが載ってたよ。Subscribe to read | Financial Times
林大使は日本が軍国主義を放棄し、その過去と向き合い、被害国に正式な謝罪を行ったと述べている。しかし、日本国内の議論を見ると、本当に日本が過去の戦争に向き合ったのかと、被害国が疑問を感じる内容である。中国が反日感情を掻き立てられるのは、日本が過去の過ちを認めないことに原因がある。例えば、今回の島をめぐる問題を引き起こした石原慎太郎氏は、常々慰安婦の強制などの戦争犯罪を否定している。なのに、主要メディアは石原氏や大阪の橋下市長などの右翼ポピュリストに、敬意を表している。ファシストとしてさらし者にする代わりに、当然の見解を述べているかのように扱っている。
インターネットで世界中瞬時に情報が伝わる時代に、日本語の議論が日本でしか伝わらないとか寝ぼけたことを考えてたら、それこそ国際的に通用しないっすよね。まあ、理事国になって足元を見つめた方がよいという、国連の深謀遠慮なんじゃないっすか。