強制は反対派を勢いづけるだけ

よいご意見だと思ったので、お持ち帰り。Twitter. It's what's happening.
なんでそんなに儀礼が強制されることに賛成の人が多いのか、まるで理解できねー。だって強制してくるのは、みんな大好き☆な公務員だぜ。強制される側も、公務員なんだけど。公務員同士で、これは命令だ、いやそうでないってやりあってるの見て、そんなおもろいかね。
うちの子に、入学式や卒業式で先生が国歌歌ってるかどうかわかったか?と聞いてみた。そしたら「歌を歌うときはまっすぐ前を見るように言われてたから、わからない」「みんなで一斉に立つから、先生なんて見えない」とのことでした。ちなみに、保護者席は子供たちの後ろにあったので、先生たちがどうしてるかなんて見えなかったっす。つまり、先生の席のすぐそばで監視できるような場所にいないと、いちいち先生一人ひとりが歌ってるかどうかなんてわからないってことかと。
で、会場にいる人のほとんどが気にしてもいないことを、血眼になってチェックして、入学式や卒業式がよりすばらしくなるんでしょうかね。
「日の丸君が代を尊重しない公務員許せん、ぷぎゃー!」と定期的に話題にすることで、日の丸君が代って超めんどくせーっていう気分を盛り上げるのに役立ってる思うんですが、どすか?少なくともワタスは、そうですが。
5.24追記
橋下知事はともかく、学校の式典で国旗・国歌を推進するそもそもの目的は、子どもたちの「愛国心」をつけることだったのではないか?と思ったんです。だって教育基本法の第二条の五に「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」ってあるし。それなのに、毎年毎年「今年は国旗・国歌関連で●名の教員が処分されました」てなニュースが報道されて、本当に教育効果ってあるのかしらん。今の子どもたちは空気読むのに長けてるから、決して大人の前では「君が代うぜー」とは言わないだろうけど、こんなに頑張って式典で広めてる割には、イベントで君が代大合唱なんてみたことないし、あまり効果はあがってないのでは?自分を振り返ってみても、学校で押しつけられることはだいたいみんなめんどくせーと思ってたもんで。
それから、従わない人に罰を与えれば与えるほど、罰によって目立つことができるという動機を与えることにならないかなーと思うんだ。つまり、たかが歌に拒否反応を示しただけで、いとも簡単に不当な国家権力に反抗する殉教者になれるんだ。しかも、一定の支持も得られるしね。
ワタスは、推進側の本音は反対する人の排除にあると思ってるけど(橋下知事もそーいってるらしいし)、そうすることで結局国旗や国歌はただの道具だってばらしちゃってると思うんだよ。で、その道具を今までつかってきてどんな具体的な教育的効果があがってるかっていうことを、いつになったらわかるのかな?