見つけたぞ!世界のゆがみを!

なーんてガンダムOOみたく言ってみましたが、世界中で全く先が見えませんなあ。米国で国債の評価が下がったせいか、株価が下がりまくり。英国では首都が暴動でえらいことに。日本では震災・津波原発事故から回復がままならないうちに大雨、そして猛暑。シリアでは反政府側を政府側が弾圧。ソマリアでは飢饉。
ロンドンの暴動の様子見てて思い出したこと。昔チェッカーズが「ギザギザハートの子守歌」てのを歌ってたんだけど、歌の主人公である不良少年(死語)が「わかってくれとは言わないが、そんなに俺が悪いのか」てのがあったなあ。幼いころから乱暴に扱われ、未来にも大した望みがなく、その場限りの暴力に走っては、また抑圧される。こーなったのは本当に自分だけのせいなのか?てな感じの歌だった。
絶望と破壊衝動って、直結しやすい気がするんだよね。自分なんてどーなってもいい、何もかも壊れてしまえとやけになると、暴れることに抵抗がなくなるんでは?だからやけくそになった方が「損」になるような社会の仕組みが大事だと思うんだ。英国の今の状態を見てると、そーゆー仕組み作りに失敗したんかなと思う。
かといって、日本が成功してるとも思えない。だって毎年3万人も自殺してるんだもん。日本では、破壊衝動が自分自身に向かってるだけだと思うんだ。もし何かきっかけがあれば、外部へ破壊に向かわないとも限らない。
そーいえば、安全が失われたロンドンからは投資家が逃げ出すぞというニュースが。http://economictimes.indiatimes.com/news/international-business/london-losing-sheen-as-desirable-place-to-live-work-invest/articleshow/9541863.cms

Widespread disorder in the UK may prompt calls for the government to soften its austerity programme. But that would be the wrong policy response. The reality is that the UK simply has no choice but to stay the course, it can't afford to do anything that might threaten its triple-A credit rating and its ability to borrow cheaply in the markets. But after restoring order, one priority should be repairing the image of London internationally.

英国全土で広がった混乱のせいで、緊縮財政を緩和せよという意見が起こるかもしれない。しかしそれは誤った政策的反応だ。現実には英国はこのままの路線を続けるしかない。国債のAAA評価と市場から安く資金を調達することを危うくするようなことはできないのだ。秩序を回復した後は、ロンドンの国際的なイメージの回復を図らなければならない。

やれやれ、マーケットの顔色をうかがえば政情不安の根本解決はできないし、政情不安のままではマーケットに見放されると。どーしたもんだか。