ブコメにお返事

「物証」キターッ!と仮面ライダーフォーゼっぽく叫んでみたよ。ところで物証ってなんすか?またまた強制連行するように命令した文書がどーのっていう、いったい何度目だよみたいな話っすか。だーかーらー「強制連行の命令の有無」が問題なんじゃなくて、慰安婦にされた女性たちが慰安所で非人間的な扱いを受けたことが問題なんだってばよ。それとも、訴えている女性たちが本当に慰安婦であったという「物証」ですかね。それならば、慰安婦自身やその周囲の人々への聞き取りや、それを裏付けるような文書や証言(本人の記憶に合致する時期や場所に、該当する慰安所があったとか、実際にその慰安所にいた人でなければ知り得ないことを知ってたとか)があればいいわけで、それは「あった」というのが日本政府の公式見解なんですけど。こっちみれば?:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/pdfs/im_050804.pdf
1993年に当時の宮澤内閣(自民党!)が発表して、今現在も「外務省」のHPで堂々と全世界に向けて公開されている内容を否定するなら、否定したい側こそが証拠となる物証を出してくればいいのに。無理だと思うけど。否定の物証って、「慰安所は一切存在しなかった」しかありえないし。日本軍における慰安所の存在そのものが、人権侵害の証拠なんだよ。
ところで、おそらく多数であった日本人慰安婦がほとんど声をあげられない現状を、いったいどうお考えなんすか?彼女たちは敗戦の混乱の中でも多額の報酬を手に、ウハウハで日本に帰りついて幸せな一生を送ったとか、本気で思っちゃってるのかな。補償を求めたくても、周囲に慰安婦であった過去を知られたくない、知られたら自分や家族がひどい目にあうことが心配、おそらくその辺が彼女たちの口を重くさせている理由なんでは?彼女たちの今の状況は、人権侵害が今も続いていることを物語ってると思う。
なんでわれわれは過去の人権問題に向き合わなきゃならんのか?それは現在と未来で人権問題を起こさないためでしょ。東電が福島原発事故の補償を求める人々に、ありえないほど大量の証拠書類をださせようとしたことと、戦争中に人権侵害を受けた高齢者に「物証」を求めることと、どれほどの違いがあるんですかね。いや、マジで。