政府の歳出を減らせば、投資が増えて景気がよくなる?

って聞かされてきて、はや20年くらいかね。小泉首相時代に「いざなぎ越え」の景気回復があったそうだけど、景気回復の実感って全然なかったよーな。なんとなく、給料は増えないけど物価も上がらないからなんとかなってるだけで、これからどんどん生活が良くなるぜイエーイみたいな感じはまったくないよね。
ところで、EUギリシャ財政破綻しそうで大変で、世界中でその影響が出てる。素朴な疑問なんだが、ギリシャにお金を貸す代わりに政府の支出をカットしろってことになってその通りにしたけど、失業者が増えただけで政府の収入が減ってしまった。で、またまたピンチに陥ってしまったギリシャに対して救済するかしないかでもめてるって感じなのかね。
もうずっと長いこと、政府の無駄さえなくせば経済成長間違いなしみたいなかんじでどこの国もやってきたけど、最近それは壮大な間違いだったんじゃないかという疑問がわいてるんだよね。政府の支出減らす→それで食ってた人たちピンチ→収入が減る→消費が減る→政府の収入減る→財政赤字減らない→最初に戻る、を繰り返してきただけのような気がする。
でも、消費を増やすためにお金を配ろうとすると(麻生政権のときの一時金とか、子ども手当とか)、「バラマキ」批判がおきておじゃんになるし。もうどーすりゃいいの?
と思ってたら、BBCでこんな分析があった。Europe's four big dilemmas - BBC News

But here's the problem: Austerity is killing growth throughout Europe.

And with less profits to tax and more dole cheques to write, weak growth makes it even harder for governments to cut their borrowing and repay their debts.

「成長戦略」ってないんですかね?