国連における韓国代表の発言

こーゆーニュースがあったよ。asahi.com(朝日新聞社):慰安婦賠償 韓国、国連人権委で努力求める 日本は反論 - 国際 asahi.com(朝日新聞社):慰安婦賠償 韓国、国連人権委で努力求める 日本は反論 - 国際

韓国の辛東益(シン・ドンイク)国連次席大使は演説で、日本を名指ししなかったものの、「武力紛争での女性に対する性的暴力の増加を深く憂慮する」と述べ、被害者には「慰安婦を含む」と明言。「組織的なレイプや性的搾取は戦争犯罪であり、人道に対する罪」にあたると指摘し、国連機関と加盟国に(1)効果的な被害者救済措置(2)賠償金の支払い(3)加害者の処罰に向けて、最大限の努力をするよう求めた。

ちょっと調べたら、次席大使の書面をpdf化したものがあったよ。http://www.innercitypress.com/rok1comf101111.pdf
ニュースに上がってた該当部分を訳してみる。

もうひとつ真剣に検討すべき課題とは、武力紛争下の女性に対する性暴力を終わらせることです。戦時性暴力は、歴史上もっとも語られることが少なく、今日でも最も深刻な人権侵害の一つです。大韓民国は、武力紛争時の女性への性暴力、とくに組織的強姦や性奴隷などの問題に深く関心を抱いており、これは第二次大戦中に軍による性奴隷とされたいわゆる「慰安婦」も含んでいます。こうした組織的な強姦や性奴隷は戦争犯罪であり、定義によっては人道に対する罪と言えます。
こうした観点から、大韓民国政府は国連とその加盟国に対し、こうした犯罪を終わらせるための最大限の努力を求めます。これは武力紛争下のすべての女性たちを守るために精一杯努力することだけではなく、被害者に対する効果的な救済や補償を提供することや、加害者に裁きを与えることも含みます。
こうした事項についての真実を語り、市民の関心を高めることも重要であることを強調します。戦時の組織的強姦や性奴隷の問題に関する人権教育を推進し、教育カリキュラムにおける歴史的事項の記載の正確性を期すことは、こうした暴力の再発を防止する重要事項なのです。

ごく当たり前のこと言ってると思う。これは、紛争下のすべての女性に当てはまることだし。教育カリキュラムについても、同様だね。歴史学者じゃない人が歴史の教科書の記述をうんぬんするのって、すげー変だし。歴史って、そんな片手間で語れるほど簡単じゃないはずなのに。たとえば、化学者でない人が「今の化学者は特定流派に洗脳されている!自分は化学の真実を見出した!」なんて叫んでたらただのイタイ人なのに、歴史にはなぜかまかり通ってるもんねー。