大学は勉強するところだ!それはそうなんですが

経済的な困難で学業をあきらめる大学生を支えるために、もっと給付型奨学金を!とのこちらの記事:http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20111129がたくさんブクマついてるんですけど、定番ともいえるコメントが。「借りた金は返せ」「大学多すぎ」「真面目に勉強してる者に限れ」確かにおっしゃる通りなんですけど、大学ってそこで過ごすだけでも貴重な経験をできる場だし、大学生だからこそ得られることも多いと思うんですよ。
たとえば、高校では文系・理系などでコース分かれてても、講義の自由度ってあんまない。教科書も、そんなに極端な差がない。でも、大学では先生によって講義の内容や使う教科書なんか違ってるし、そこが新鮮。
あと、受験勉強ってとにかく点数取るための勉強になりがちだけど、大学ではもっと「なぜこうなのか」を考えさせるものが多かった気がする(ン十年前の話)。丸暗記の苦痛から解放されて、純粋に興味をもつことができたと思う。高校の時は、「受験に出ない」=「無意味」と思って学校の勉強を無駄にしたなあ。MOTTAINAI
今考えるに、受験勉強って「勉強」の意味をずいぶん粗末にさせてる。だから、そこから解放されて勉強に向き合う場として、大学って大事だと思う。多少遊んだって、迷ったって、それも経験。それから、受験システムが合わない人もいると思うんだ。そーゆー人は自分は「勉強が苦手」って思いがちなんで、受験から離れた大学って場所で、少しでも「勉強って面白いかも」と思えれば、それだけでも価値があると思うよ。勉強を提供しない大学なんてないんだから。
うちの親は見栄っ張りだったんで、いわゆる有名大学でないと大学ではない!なんて言ってたけど、社会に出てみたら有名大学でなくとも有名大学の人以上に素晴らしい人もいれば、有名大学が出たのになんで?みたいな人もいる。大学という場で自分を高められたかどうかなんではなかろうか。良い先生との出会いとか、いろいろあると思う。だからワタスは、それを望む若者にはなるべく進学のチャンスがあればいい、そう思うよ。
これからの若者がより深い知識をつけて、より勉強の面白さをしれば、もっとよい社会になるんではないかな。They'll know much more than I'll ever know. What a wonderful world!ですよ。